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印刷して毎日見てました (笑) |
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ブレーキが効かなくなる? |
いつものようにフェラーリ情報をリサーチしてると、かつてF355にリコールが生じたことがあったそうな。
こーゆーのって雑誌等にはあまり記載されてないのですが、とっても重要事項と思います。
なるべく取り上げて欲しいなぁ、とかのんびりムードで眺めていると、なんとブレーキリコールの対象車両が筆者号とビンゴしてる可能性があるじゃありませんか!
筆者号はバリバリの並行モンなので運輸省(現国土交通省)発表の車体番号はあまり参考になりません、さてどうしよう?
※ リコール情報は 「 フェラーリ生活 」 に掲載してあります。
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トランクフード内の |
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ここにあります |
その気になるリコールは1997年7月17日の届出日で、不具合は 「 制動装置 」。
輸入/製作期間は1996年3月28日〜1996年10月16日。対象台数が90台とされてます。
対象型式は355各車と456で、そのシリアルは ZFFXR42JPN104582 〜 ZFFPR41JPN106649 とされています。
具体的な内容記述は「 制動装置の油圧を発生させるモーター内部の電気配線に接続不良のものがあるため、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、当該モーターが作動しなくなり、ブレーキが効かなくなるおそれがある。 」 とされてます。
要はブレーキ倍力装置の不良です、ブレーキが効かなくなるとは・・・ 考えただけでもオソロシイ。
その対策方法としては 「 全車両、当該モーターの製造番号を点検し、該当するものは良品と交換する 」 と記載されてました。
なんとも心穏やかでない状況ですが、ホントに筆者号が該当してるかリサーチしてみます。
運輸省のシリアル番号はJPNシリアルなので並行な筆者号には参考にならないと思いきや、なんとフェラーリ社が刻印するナンバーは通し番号になっていてその間に各仕様の刻印を後から入れてるとの情報を耳にしました。
ということは運輸省発表の 「 JPN104582〜JPN106649 」 は非常に重要です。宝くじ気分で筆者号のナンバーを調べてみると 「 B001047××
」 、悲しいことに見事的中しています。
しかしながらシリアル番号をよく見てみると、シャシーが混在してることに気づきました。
「 JPN104582 」 はXRシャシー、「 JPN106649 」 がPRシャシーです。PRの後継がXRなのに・・・ 微妙に意味不明っす。
ポイントは前述した 「 当該モーターの製造番号を点検し・・ 」 と思いましたので、さっそくブレーキ倍力装置のシリアルを調べてみようとしたのですが、そのままの状態ではモーター下部に刻印されているという番号を読むことができません。
番号を見るためには左フロントタイヤを外し、インナーフェンダーまでも外さなくてはならない雰囲気です。
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これなんですが・・ |
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シリアルなんて見れません |
これ以上の調査は作業が大掛かりになりそうなので、ここらへんで視点を変えたリサーチをしてみます。
疑問点が多かったので直接コーンズへ連絡し、328車検時代にお世話になったメカさんに聞いてみることにしました。すると開口一番、
「見てみなきゃ わかりません」
御意。ごもっともです。
さらにあれこれと聞いてみたのですが、どうやらコーンズさんでの並行車への対応はケースバイケースなようです。
すなわち無償にてやってくれる場合と有償の場合があるらしい。ただ筆者のようなケースでは時間がかなり経過しているリコールなので、たとえ該当してても無償にするのは難しいとのことでした。
また、5年も経過しているのでもし該当している不良なポンプならば、とっくに故障しているだろうとのごもっともなご意見もいただきました。
ちなみにコーンズさんでこのポンプが本当に故障した355は過去1台だけだったそうです。
さらにフェラーリ関係各方面にたずねてみたところ、実際に壊れたという話は聞いたことが無いという意見が大多数でした。
あまりメジャーなリコールでもなく、必ずしも壊れるというポンプでもなさそうです。
現に328の後期型から採用されている機構でもあり、長年の実績があるそうです。
ポンプのシリアル番号を見るまで安心できませんが、とりあえず壊れそうな兆候は無い(ワーニングランプが頻回に点灯するらしい)し、様子観察することにします。
※ その後の調査で番号は該当してませんでした。(安堵)
※ いろいろ相談に応じてくれました跳馬内燃機(ハネウマナイネンキ)の香港跳馬商(現ジャッキゐさん)さん、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
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