フェラーリ458イタリア。
2009年7月28日に先駆けて発表されたF430の後継車、新型フェラーリV8です。今秋のフランクフルトショーにてお披露目なそうな。
見れば一目瞭然なのですが、今までのフェラーリのV8モデルは、308→328でワンセット、348→F355でワンセット、360モデナ→F430でワンセット、とマイナーチェンジっぽく2世代ずつ続いてきました。ざっくりいうと6車種で3種類のボディスタイリングですね。
となると今度の458イタリアはV8シリーズ7車種目であり、4種類目のスタイリングを纏った正真正銘の新生フェラーリV8ってことになります。
ということは、たぶんこの次のモデルは468とか?478とか?で、そのスタイルはこの458をほぼ継承されるとすごく予想されます。
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新型ミドシップV8 フェラーリ458イタリア |
デザインはもちろん鉄板のピニンファリーナ。
なんとなくF430とエンツォ・フェラーリの融合体みたいな、どこかで見たことのあるような無いような・・・ 雰囲気です。しかしながら今のフェラーリっぽいスタイルと思ってます。
なによりも筆者的には素直にカッコいいと思っております、やはりフェラーリはカッコいいってのが大事ですから。
458イタリアの特徴としては、
・フェラーリV8ミッドシップ初の直噴エンジン。(カリフォルニアはFR)
・4499ccで570PS、55.1kgmのパワー。
・F1シフトのみ(?)
・全長4527×全幅1937×全高1213mm、ホイールベース2650mm。
あたりになります。
筆者的にはV8モデルもついにここまできたか、の感があります。
全長ではついにテスタロッサを超えてしまいました。(テスタは4510×1970×1160mm) ちなみにテスタの馬力は360モデナあたりでとっくの昔に抜かれてます。
さらにパワー的にはF40の484PSを抜き、かつてのフラッグシップであった12気筒モデルのF50:520PS、575マラネロ:515PS、あたりを抜いてしまいました、馬力の下克上ですね。(最新12気筒の599は620PSあります。)
かつてV8シリーズが「ピッコロ・フェラーリ」なんて呼ばれてたのを知らない読者さんも多いでしょうね・・・。もはやサイズも排気量も馬力もピッコロなんて呼べませんって。
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フェラーリらしい曲線美です |
ちなみに「フェラーリ458イタリア」という車名を聞くと、かつてのフェラーリ伝統のネーミング方法に戻った感があります。4500ccV8だから458なんでしょ。
3000ccV8だから308、3200ccV8だから328、3400ccV8だから348。と当初のV8モデルのネーミングには一定の法則があったりしました。
しかしその後、3500ccV8で1気筒あたり5バルブだしフェラーリの頭文字をつけてF355、3600ccV8で地名のサブネームつけて360モデナ、4300ccV8でサブネームなくしてフェラーリの頭文字だけつけてF430。
と、最近ではその法則が崩れていました。
「イタリア」なんておもいっきりなサブネームこそついていますが、458では348以来のひさびさに3ケタ末尾にV8の「8」の数字が蘇っております。
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いいですね、とっても欲しいです |
で、この458イタリアがいつ頃から発売されて日本にいつ頃入ってきて、いくらするのか、なんてあたりはさっぱりわかりません。
筆者的想像では2011年中頃に日本発売で2800万ぐらいじゃないかな、と予想してます。599が3500万なんだから、きっとそれよりは安くするでしょ。
にしても超高根の花ですね、おいそれとは手が出ません。
前項のカリフォルニアの項でも書きましたが、敷居の低いもうちょっと安価なフェラーリを望みたいものです。
希望的には2800ccぐらいのV6エンジンでディーノを復活させて欲しいものです・・・。間違ってもカイエンみたいなRVっぽいのは作らないでね。(笑)
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