フェラーリを彷彿させる星型デザインの純正ホイールですが、「 フェイズ1とフェイズ2ではその純正ホイールのデザインが若干異なっている 」という情報があったので検証してみました。
結論から書くと、まったく同じです。
ではなぜこのような情報が発信されたか探索してみました。そのヒントは8・32本として有名な Automobilia 刊 「Lancia Thema 8・32 」の中に見つけ出すことができました。
この洋書はその名のとおり8・32まるごと本で8・32発売当初に発行されてます。
当然ながら内容は8・32フェイズ1一色で、掲載されてる写真に数多くプロトタイプのロッソ・カラー8・32が使用されています。
このプロトタイプ8・32の履いているホイールこそ、生産型ホイールと若干デザインが異なっている問題のホイールでした。
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プロトタイプのアルミホイール |
生産車用アルミホイール |
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5本あるスポークはどちらのタイプもエッジの部分が斜めに面取りされてますが、面取りの角度が違うためか、この部分の幅がフェイズ2の方が広くなって見えます。
相対的にプロトタイプのホイールは若干細身に感じます。
ちなみにこのロッソのプロトタイプですが、発表当時によく撮影用に使用されてました、この本に限らずセールスカタログなんかにも登場してます。
よく見ると窓がブラックアウトされていて、とてもインテリアまで完成してるとは思えません・・・ たぶん走ることのできないプロトタイプだったと予想されます。
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