F355の経年劣化の指標としてテールランプの膨らみがあります。
え? 何のことやらわかりませんか?
ご説明いたしましょう、フツーのクルマでは考えられない驚愕の事実を。(笑)
F355のテーランプは熱の影響にてだんだんと膨らんでくるのです、そう、お餅を焼いた時のように。
F355のエンジンはリアにありますので、その影響で熱害がテールランプにおよんでしまうんですよね。
特に4灯のうち、内側の2灯が影響を受けやすいです。
もっとも膨らむといってもパチンと破裂するほどではありません、角が丸みをおびてくる程度ですが。
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筆者号はオプションだったチャレンジグリルが装着されていました、このグリルはたくさんの穴が開いていて、放熱効果に役立っているハズです。
なんたってチャレンジ・レース用なんだし。
けれど晩年はきちんとテールランプが膨らんできました、チャレンジグリルは多少の延命効果しかなかったようです。(涙)
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中央にクラックがあります |
上の画像が筆者号の晩年テールランプです。
白い部分の中央にクラック(亀裂)があるのがおわかりでしょうか?
膨らんでくるとここが割れてきちゃうんですね。
心なしかテールランプ全体もなんか丸くなってる気がします。
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晩年の運転席側テールランプです。
なんとなく内側のランプが外側より丸くなってると思いませんか? 特にエッジのところが。
これって画像で見るより、実際に触ってみた方がわかりやすいです。見た目より丸々としています。(笑)
構造の問題だか、材質の問題だかわかりませんが、膨らんでくるのは事実です。
チャレンジグリルでも3年でこうなったので、放熱性の低いノーマルのリアグリルだともっと著明かと思えます。
どれくらい熱にさらされてるかが勝負とは思いますが、クルマもだんだんと年をとっていくんだなと感じられます。
フェラーリって、なんて人間味あふれるクルマなんでしょうか。(笑)
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