328のエクステリアデザインは、ほとんどその先代であるフェラーリ308を踏襲しています。
こちらではそのデザイン上の相違点をチェックしてみることにします。
対比させているのは左が筆者の328、右はEU仕様のフェラーリ308GTSクワトロヴァルボーレ(QV)になります。
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328で前後のバンパーがボディと一体感のある小型なものに変更されました。
また、これらはボディ同色に塗られており、いっそう一体感が増しています。
格子のフロントグリルも大型化され、ウインカーやフォグランプがその横にビルトインされました。
画像の308はEU仕様のため、グリル両脇にドライビングランプが装備されてます、 日本仕様はこれがありません 。
また、画像308はオプションのフロントスポイラーが装着されています。
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ほぼ同じ様に見える328と308ですが、よく見るとフロントフェンダー先端横の造形が異なってます。
308にはバンパー上端の脇から走る横のプレスラインが一本ありますが、328になりますとこれが消滅してしまってます。
これにより308のシャープなイメージは薄らいで、どことなく「 どよん 」とした、ふくよかなイメージに変貌しています。
なんとなく308の方が細身に見えます。
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328ではフロントフード中央の放熱スリットが大型化され、308にあったライト後方のスリットが省かれています。
この部分はデザインよりは機能面の方が重視されますので、中央スリットの大型化によりライト後方スリットが不要になったものと考えられます。
さらにはその中央スリットを格納されたライトと同長にして列ラインをそろえることにより、デザイン面でもかなりすっきりしたものとなりました。
ちなみに308のQV以前は中央スリットがありませんでした。
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同じく熱対策のためか、328ではリアのエンジンフードがすべて 「 コ 」 の字状の大型スリットが採用されました。
ちなみに308シリーズではスチールボディに変更以降の日本/北米仕様が、この大型スリットを標準化しております。
逆にEU仕様では上の右画像のように、308最終のQVまで 「 ニ 」 の字スリットを採用してました。
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308の特徴だった縦型のドアノブは普通の形状のドアノブへと変更されました。
ちなみに308のそれはプラスチック製で手前に引くとドアが開きます。
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アルミホイールはこれまたフェラーリ伝統の星型ホイールなのですが、328ではより洗練された星型デザインになりました。
308よりワンサイズ大きくなったから自由度が増えた って考えもあるのですが、上の右画像の308QVホイールはメーカーオプションだった純正16インチホイールです、やはりイチからデザインしなおしたようですね。
ちなみに筆者の328は初期型なので有名な(?)凹面ホイールです。
他にもリアバンパーやら内装やらエンジンルームも掲載したかったのですが、手持ちの画像ではこれが限界でした。(笑)
328が手元に無いものの今後チャンスがあったら、より充実させていきたいと思ってます。
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